私は、「
フォレンジック」という言葉を初めて聞きました。この「
フォレンジック」は、「
フォレンジックス」と呼ばれることもあるといいます。つまり、この2つの言葉は同じ意味、ということですね。
では、「
フォレンジック」とは一体何なのか? 言葉だけでは、全く想像もつきません。
「
フォレンジック」そのものの意味は、「法の」とか「法廷の」という意味だそうです。そして、私がこの記事を書くきっかけとなった「
フォレンジック」は、「
コンピュータ・
フォレンジック」のことでした。…となると、今度は、「コンピュータ・
フォレンジック」とは一体何なのか? ということになります。
フォレンジックが「法の」とか「法廷の」という意味なのですから、それに「コンピュータ」がつくと、コンピュータ関連で「法の」とか「法廷の」という言葉に結びつくもの、ということになります。で、「コンピュータ・
フォレンジック」とは、「
デジタルデータに法的な証拠能力を持たせるための手続き」だといいます。
デジタルデータといえば、JPGやPNG、GIFなどの画像
ファイルや、MP3などの音声ファイル、
テキストファイルなど、いろいろあります。
それらに「法的な証拠能力」を持たせるとはどういうことなのか?
デジタルデータは、改変されやすいとか、Web上にアップすれば持ち出されやすいという難点があります。事実、ある方が、自分で
撮影した
写真(
デジカメで撮影し、Web上にアップしてあったものです)を勝手に持ち出され、それを、持ち出した輩が、あかたも自分で撮影したように発表していた…ということがあります。
また、デジタルデータ写真の加工というのは有名です。本来ならそこにいない人を合成技術で合成し、そこにいるように使う…ということは、たとえでもよく挙げられます。
こういったことから、デジタルデータは改変・加工が容易なため、たとえば、デジカメで撮影した「証拠写真」が、本当に法的に「証拠写真」として使えるかどうか? ということが怪しくなってきます。証拠写真としてデジカメで撮影した写真を提出しても、「これは加工されたものだ」と、難癖をつけられるかもしれません。たとえ、それが加工されていない写真だとしても。
なので、こういったデジタルデータに法的な証拠能力を持たせなければならない、というときに取る手続きが「コンピュータ・
フォレンジック」です。
証拠として提出できるものが未加工のデジタルデータしかない…というときには、コンピュータ・
フォレンジックがとても役立つと思いました。デジカメで撮影した写真が有力な証拠なのに、法的な証拠能力がないため、証拠として採用されない…というケースを防ぐためにも、コンピュータ・
フォレンジックは重要だと考えます。
ところで、これで気になってくるのが、悪い輩が告発等を逃れるために、改変したデジタルデータを未加工と偽ってコンピュータ・
フォレンジックを申請するかもしれない…ということです。
実は、「デジタル・
フォレンジック」という手法があるといいます。「コンピュータ・
フォレンジック」と言葉が似ていますが、「デジタル・
フォレンジック」は、「法的紛争・
訴訟に対し、電磁的記録の証拠保全及び調査・分析を行い、電磁的記録の
改ざん・毀損等について、分析・情報収集を行うといった一連の科学調査手法」だといいます。つまり、デジタル・
フォレンジックで、デジタルデータについて改ざん・毀損があるかどうか分析し、あった場合は、コンピュータ・
フォレンジックができなくなる…ということではないかと考えました。デジタル・
フォレンジックとコンピュータ・
フォレンジックを併用すれば、悪意のあるデジタルデータは証拠品としては使われなくなりますね。
これだけ、デジタルの世界の技術が発展しているのだから、逸れに伴った法的な手続きも次々と生まれているということを実感しました。
posted by かおり at 19:12| 長野

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